夫の母は癌を患っています。
と言っても、今のところは入院しているとか、寝たきりというわけではありません。
2000年、65歳の時に健康診断で乳癌が見つかって、近くの総合病院で乳房の切除手術をしました。(これは私が嫁ぐ前の話なので詳しくは知りません。)
それから定期的な通院と検査が続き、2002年には血液検査で癌の腫瘍マーカー値が上がったため、抗がん剤(点滴)を投与されました。ものすごい吐き気に襲われ、起き上がることもできず、何も食べられない状態が1週間近く続き、髪の毛はすべて抜け落ちてしまいました。これは本人にとって地獄の苦しみだったようです。
今思うと、この抗がん剤投与をきっかけに、遠慮をしない、開き直りの気持ちに目覚めたようにも感じます。
2003年には胆管癌が見つかって、胆のうと胆管の摘出手術。
その後も通院は続き、2004年には肝臓にも肝細胞癌が認められました。
でも、すでにリンパにも癌が飛んでいる状況で、癌の広がりは抑えられず、もう手術はできないと医師に言われました。
とりあえず飲み薬で癌の進行を抑えるべく、投薬が現在に続いています。
でも、現在、肝臓癌に確実に有効な経口薬や点滴はないそうです。
母は諦めきれず、今春セカンドオピニオンを求めて、静岡県の癌センターへも出向きましたが、結果は同じでした。
あえて言えば、専門医による、よりきめ細やかな処方による点滴治療ということでしたが、あくまでも「お試し」感覚で考えてほしいと言われ、効果は保障できないとのことなので、そのためにあの苦しい思いをするのは嫌だと、母も諦めて、再び治療の場をもとの総合病院へ戻し、現在も定期的な通院と検査、経口の抗がん剤の服用が続いています。
私立の総合病院なので担当医もよく代わります。今の担当医は私の知っている限りでも4人目です。
今の担当医と1度話したことがありますが、治療の方針が、母の思いとは180度違うということを実感しました。母はもちろん完治を望んで通院、治療を受けているのですが、医師には治療する気はないというか、対処療法で癌の進行を遅らせるのが精一杯のようで、よくて現状維持が今の医学では限界のようです。
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